社会産学連携

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地(知)の拠点

2015年度「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+事業)」(文部科学省)において、徳山大学が新たなCOCに認定されました。徳山大学は、2019年度までの5年間、COCとして「地域人材循環」構造の確立をめざし、教育改革を推進していきます。
※「COC」とは、文部科学省が2013年から推進している「地(知)の拠点整備事業」のこと。地域コミュニティの中核的存在としての大学機能(COC機能)の強化を目的に、大学を支援しています。採択された大学は「COC大学」と呼ばれています。

COC事業の実施体制

徳山大学のメッセージ

徳山大学の歩みとCOC

 徳山大学の個性は「地域社会との協働・共生」にあります。それは、創設以来の本学の歩みによって形成されたものです。1971(昭和46)年、「地方の時代」にふさわしい文化都市の建設という地域社会の願いを背景に、当時の徳山市長「高村坂彦氏」の要請に基づく地元自治体の協力によって、本学は設立されました。また、その経営母体となる徳山教育財団は、地域の企業・出光興産の創業主出光佐三氏(海賊と呼ばれた男!)の財政支援を受け、1974(昭和49)年に創設されたものです。
以来本学は、産学官の連携を推進しながら、地域の教育・文化活動の拠点として、地域社会に貢献する役割を果たしてきました。去る2011(平成23)年、創立40周年を迎えた本学は、その歴史を再確認し、創立50周年を期とした『地域に輝く大学』の確立を誓いました。そして、地域活性化人材の育成を主眼とする新しいキャリア教育に焦点を当てたカリキュラム改革に取りかかり、今日に至っています。今回本学が、文部科学省から「地(知)の拠点(COC)」の認定を受けることができたのも、これら一連の大学教育改革の歩みがあってのことです。

COC事業が育成をめざす4つの能力

学生諸君にとって「学び」の場は教室や図書館だけではありません。地域という現場に出て活動し「①地域への理解と愛着」を深めると共に、そこにある課題を自ら発見し、解決へ向けた活動を他者との協働の中に進めていく。そういった一連のプロセスの中で培われる「②自己対応能力・対人対応能力(本学ではこれらをEQと呼び、その伸長を教養教育の中心テーマに据えています(EQ教育)」や「③地域課題対応能力」が、実社会を生き抜く真の力に繋がります。加えて、自分の長所・短所・適性を的確に把握しつつ地域社会のニーズと比較して自分の生きる道を切り開いていく「④地域キャリアプランニング能力」という、4つの能力(①~④)の涵養をとおして、地域活性化人材を育成することに、本COC事業の教育目標があります。

地域人材循環

これらの大学教育改革の遂行を、地域住民・(中学や高校など)教育機関・企業など、広く社会の皆さまに実感・共有していただける状況を実現し、地域社会の「地方大学における学びへの信頼感」を高めていくこと。その結果として、地元から優秀な人材を獲得・育成し、地域が求める人材として還元していく「地域人材循環」を確立していくこと。徳山大学は、その実現に向けた最大限の努力を通して、山口県東部地域の「地(知)の拠点」としての重責を担っていく覚悟です!

周南市長インタビュー

地域を創生する人材循環を

徳山大学は1971年に開学されて以来、地域と連携した教育に積極的に取り組まれ、地域に根ざした大学として、多くの優秀な人材を輩出してこられました。

今、日本は人口減少社会を迎え、「人口減少が地域経済の縮小を呼び、地域経済の縮小が人口減少を加速させる」という負のスパイラルが危惧されており、周南市においても、特に若い世代が進学や就職を機に市外や県外に流出しているという大きな課題を抱えています。

そのような時代において、地方における大学の役割はますます重要なものとなっております。

徳山大学におかれましては、2015年度から文部科学省の「地(知)の拠点整備事業」の認定を受け、「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業」の県東部における中心校として、地域を理解し、地域に愛着をもつ教育の推進や主体的に学ぶ能力の育成など、これからの地域を担う人材の育成に向けた教育改革を行っておられます。

また、周南地域の様々な団体との協力のもと、「経済」「スポーツ」「福祉」といった大学のもつ教育・研究の特色を生かし、大学のブランド力の向上を目指した「健幸(けんこう)ウェルネス都市しゅうなん」にも取り組まれております。

このように大学のブランド力を高め、地域から優秀な人材を獲得・育成し、地域が求める人材として還元していくという「地域人材循環」の取組は、本市の抱える課題の解決にもつながるものであり、市としても積極的に協力しているところです。

言うまでもなく、地域を創生するのは「ひと」です。徳山大学で一生懸命学ばれている学生の皆さんは地域の財産です。皆さんが大学での学びの中で周南市に興味を持ち、周南市を好きになり、周南市で将来にわたって活躍してくれることを期待しています。

周南市長 藤井律子

周南市長 藤井律子

下松市長インタビュー

手を取り合って魅力ある「まち」づくりを

下松市は平成17年、平成21年、平成27年の国勢調査人口がいずれも増加している稀な市のひとつです。しかし、国全体の人口が減少する中、下松市においても遠くない未来に人口減少の時代が到来すると予想され、地域産業の発展や、地域生活を支える人材育成が急務となっています。
このような中、「地域キャリアプランニング」を中心テーマに推進されている徳山大学COC事業は、「地域生涯キャリア教育プログラム(LCEP)」に基づき、「地域への愛着と理解」をベースとした課題対応能力や、キャリアプランニング能力の涵養などを目標とされており、下松市が「人口減少の波」を克服するうえで重要な役割を担うものと期待しています。
また、このプログラムの推進基盤として位置付けられている「地域生涯キャリア教育コンソーシアム(LCEC)」に下松市も参画させていただいており、今後も関係者間の連携を深めつつ、学生の皆さんの活躍の場を創出し、ともに地域の未来づくりに取り組んでいきたいと考えています。

古くは自然豊かな農漁村であった下松市は、鉄道、鉄鋼、造船などの「ものづくり」のまちとして発展し、近年では大型商業施設の進出などで、商業のまちとしても発展しています。
また、下松市は、民間の「住みよさランキング」で、9年連続中国四国地方No.1、2016年には西日本No.1に選ばれた「住みよさ」が評価されるまちです。
その背景には、日本の里百選に選ばれた中山間地域(米川地区)から、瀬戸内海に浮かぶ笠戸島まで車で30分程度、その間に、大型商業施設や製造業を中心とした企業などが集積し、「日常生活の便利さと、山と海の自然の恵みをコンパクトなまちから享受できる」恵まれた環境があります。
厳しい社会情勢の中で、これらの環境を今後ますます発展させていくためにも、先生方や学生の皆さん、地域の皆さんと手を取り合ってさまざまな地域課題に取り組み、下松市のみならず、周南地域、山口県のすばらしさが更に発展し、次世代へと繋がっていくことを期待しています。
下松市長 国井益雄

下松市長 国井益雄

光市長インタビュー

きらりと“光”る地域の創出へ

徳山大学が、岡野学長の強いリーダーシップのもと山口県東部地域の「地(知)の拠点大学」として、地域の企業や私たち自治体と連携を図りながらCOC事業を展開されていることに、心から敬意を表します。
また、学生の皆さんには、COC事業を通じて地域への関心を高め、まちの魅力や住民の温かさを肌で感じ、地域愛を育んでいただきたいと思います。そのことが地域の活性化の一翼を担うことはもちろん、皆さんにとっても自らの人間性を育み、可能性を高めることにつながると確信しています。
地方創生の時代をリードする、魅力にあふれ、「きらりと“光”る地域」を私たちとともに創出しましょう。
さて、皆さんは“光”という言葉にどのようなイメージを持っておられますか。夢、希望、未来、元気、輝き……明るく前向きでプラスのイメージが浮かぶのではないでしょうか。

光市には、自然敬愛の精神のもと先人から守り伝えられてきた都会にはない山・川・海の美しい自然、唯一無二の「おっぱい都市宣言」のまちにふさわしい充実した子育て環境、協働の精神のもと花開く市民力や地域力など、“光”のイメージにふさわしい、他市に誇れる多くの「強み」があります。
また、製造業や建設業などの第二次産業に従事する人の割合が高く、「ものづくり」のまちとしての一面も有しており、鉄鋼・薬品の大手企業をはじめ、食品や機械、金属加工など独自の技術で全国はもちろん世界に羽ばたくオンリーワン企業が数多く活躍しています。
一方で、人口は昭和59年をピークに減少傾向に転じ、特に19~22歳の人口が極端に少ない地方都市特有の傾向がみられるなど、地方創生への取り組み、とりわけ、若者の定着は喫緊の課題となっています。
こうした中、平成29年3月に「第2次総合計画」を策定し、現在、人口減少社会で想定される様々な課題を乗り越え、時代がどのように変遷しようとも本市で暮らす全ての人々が心から幸せを実感できる「ゆたかな社会」の実現をめざしたまちづくりを進めています。
喫緊の課題である若者の定着は、「第2次総合計画」における特に重点的かつ戦略的に取り組む政策の一つであり、若者の地元定着の促進に向けて今後は、県や大学等との連携をより一層深めていく所存ですが、「地域活性化人材を育成する」という教育目標のもとで取り組まれる徳山大学のCOC事業によって、学生の皆さんのまちづくりに関する「探究心」や「好奇心」が開花し、「ひかりのひと」として、わがまちをさらに輝かす人材となっていただくことを大いに期待しています。
学生が地域に出向き、地域で学び、躍動し、そして地域に定着する。私たちがめざす将来像である「ゆたかな社会」の実現には学生の皆さんの若い力やあふれる情熱が欠かせません。本市といたしましても徳山大学のCOC事業に積極的に関わり、徳山大学そして学生の皆さんに光市と交流する機会、知る機会、さらには光市を訪れる機会を提供していきたいと考えております。こうした機会を通じて、光市の人や自然の「やさしさ」を感じていただき、学生の皆さんが将来の活躍の場、居住の場として光市を選んでいただければ幸甚に存じます。
光市長 市川熙

光市長 市川熙

山口大学長 インタビュー

互いの強みを生かし、山口県を活性化したい

徳山大学のYFL_Tokuyama育成カリキュラムは、地域の企業と密接に連携した内容になっており、そこからは作成した先生方の熱い思いが伝わってきます。私自身が受講してみたいと思うような魅力的なカリキュラムで、これを受講した学生であれば、間違いなく地域のために活躍できるだろうと思います。
徳山大学には、徳山大学だからこそできることがあります。また、私たち山口大学だからできることもあります。互いの強みを持ち寄りながら、地域の活性化という大きな目標に立ち向かっていきたいと考えています。山口県東部地域の地の拠点となる徳山大学のCOC事業に強く期待します。
現在、人口減少の続く日本が解決すべき課題として、地方創生が叫ばれています。地方を活性化し、若者を地域に定着させることができれば、その若者たちがまた経済を活性化させ、正のスパイラルを生むことが期待できます。
しかし、これは非常に難しい課題であり、これまで国や地方自治体も多くの政策を実施してきましたが、人口減を食い止めるまでには至っていません。
こうした中で、COC+事業、そしてCOC事業は、地域のすべての高等教育機関が連携して若者を地元に定着させようという点で新しく、また非常に重要な事業だと感じています。
教育機関では、まず何よりも学生を教育することができます。しかし、これまでは、地元の企業が求める人材と大学の教育にズレが生じていたようです。そこで、地域の企業がどんな人材を必要としているのか、企業からヒアリングしたうえでカリキュラムを組み立てているのが、今回、山口県におけるCOC+事業参加大学が行うYFL育成カリキュラムの新しい点です。
地域の魅力を学生に教えていくのは重要なことです。山口県には、豊かな自然と素晴らしい食材があります。雨はたくさん降りますが、気候は温暖です。そして、何よりも山口県の魚は日本一おいしいと、私は思います。
けれど、この県の魅力はそれだけではありません。かつて平安時代の終わりに、この土地で壇ノ浦の戦いが行われ、武士の時代が始まりました。そして江戸時代の終わりに、この土地で長州の志士たちが立ち上がり、武士の時代を終わらせました。山口県は、日本の歴史において、大転換の舞台となってきた土地です。ここには、日本の歴史を変えた力が眠っているのです。
大学に入って来たばかりの1年生は、専門的な知識がまだない代わりに、先入観もなく、本当にまっさらな状態です。そうした学生が、授業の中で地域の人々とかかわり、地域を知っていく中で、きっとこの山口の魅力にも気づいてくれるはずだと私は思っています。
COC+事業では、県内の大学同士が交流するのも大きな魅力です。徳山大学の学生の皆さんには、ぜひ山口大学に来て、いろいろなことを学んでいっていただきたいと思います。また、徳山大学を訪れる山口大生には、さまざまなことを教えていただき、互いに刺激を与え合うことで、学びへのモチベーションを高めることができると思います。互いに切磋琢磨して、この山口県を熱く盛り上げていきましょう。
山口大学長 岡正朗

山口大学長 岡正朗

「COC徳山大学」今後5年間の達成目標値

徳山大学では、2015年〜2019年の5年間において、

「COC大学」として「地と知によるやまぐち地域人材循環事業」確立のため、

以下の4つの目標値を設定しています。

01

県内就職率の向上

15 %以上増加

02

コミュニティビジネス、6次産業化、福祉ビジネス等を活かした起業支援

起業3件 新規雇用創出5名

03

入学生の県内比率増加

10 %以上増加

04

地域課題の発見と解決をテーマとする

課題解決型学習PBL Problem Based Leaning

全学的推進と、地域活性化への寄与

YFL_Tokuyama
県内就職へのパスポート「YFL_Tokuyama」と
「地域生涯キャリア教育プログラム(LECP)」
やまぐちが求め、やまぐちで活躍する人材。それが「やまぐち未来創生リーダー
(Yamaguchi Frontier Leader)」です。
徳山大学では各機関と連携し、徳山大学のYFL「YFL_Tokuyama」を育成するための新カリキュラム
「地域生涯キャリア教育プログラム(LECP)」を策定しました。
地域が求める4つの力を育成するため、4年間を一貫したキャリア教育を行います。
4つの力を培った社会人へGO! YFL_Tokuyama
  • ■地域理解と愛着
  • ■主体的な学びの基礎となる「EQ」の育成
  • ■地域課題対応能力
  • ■地域キャリアプランニング能力

中学・高校

  • 「キャリア教育」と「AL」をテーマとする中高大連携
  • 「地域ゼミ」の共同実施、地域指向性の涵養
矢印↓↑
  • アクティブラーニング(AL)

1年次

  • 地域文化講座・地域と産業
  • EQトレーニングⅠ(自己認識・他者理解・コミュニケーション)
  • 教養ゼミ(PBLリテラシー・ディベート・プレゼン)
  • 知的財産入門・コンテンツビジネス入門

2年次

  • EQトレーニングⅡ(チームビルディング・リーダーシップ)
  • EQトレーニングⅢ(ソーシャリティー)
  • 地域ゼミ・コミュニティービジネス
  • SNS活用と地域改題解決・地域調査法
  • インターンシップ研究、インターンシップ
  • アントレプレナー基礎・ベンジャービジネス論
  • キャリアラーニングⅠ・Ⅱ

3・4年次

  • 自治体学特論
  • 地域づくり論
  • キャリアラーニングⅢ
07_山口県で活躍

COC+山口大学と連動

YFL育成プログラム

  • やまぐちスピリット
  • グローカルマインド
  • イノベーション総出力
  • 協働力
  • 課題発見・解決力
  • 挑戦・実践力

徳山大学 COC事業推進本部

〒745-8566 山口県周南市学園台843-4-2
TEL:0834-28-0411(代表) 0834-28-6880(直通)
アドレス:coc_info@tokuyama-u.ac.jp