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2012 年4月に新設される情報コミュニケーションコースの最大の特徴は、"C(人間コミュニケーション)" を中核とする"ICT" の学びにあります。
ユビキタス社会の実現に向け、社会のIT 化は急速に進められつつあります。一方で、IT 技術の進展は、Blog、Twitter やFacebook など、新たなコミュニケーションの形態を提供し、人間の生活や社会のあり方までをも根本的に変えていこうとしています。
「メディア情報専攻」では、これらソーシャルメディアの本質を見極めるため、情報とメディアについての正しい理解と、それらを活用するための高度な情報技術を身につけ、将来の情報社会のリーダーを育てます。
また「心理学専攻」では、これからの社会における「人間と人間のコミュニケーション」を中心テーマに据え、心理学的な基礎知識をベースに「人間の心」と「コミュニケーション」について掘り下げ、高度なヒューマンスキルを備えた人材の育成をめざします。
3・4年次には少人数指導体制の専門ゼミI・Ⅱ(必修)において、2つの専攻のいずれかを選択し、卒業論文制作を通して、各々の専門性を深めていきます。

メディア情報専攻では、ネットワークを意識した柔軟な情報処理技術と論理的思考法を習得し、情報とメディアの基本について学習。日々変容し多様化するICTの世界に対応していく力を身につけていきます。
3・4年次の専門ゼミでは、個々の興味に応じて以下のようなトピックからテーマを選択し、卒業制作を行います。
クリエイティブ志向の学生
マルチメディアコンテンツの制作やソーシャルメディアサービスの設計を通じて、マルチメディア表現・情報デザインの技術を身につける。
ビジネスマインドのある学生
メディアサービスの企画立案方法やビジネス化の思考法を身につけ、高度情報化社会を勝ち抜くことのできるビジネスセンスを磨く。
コミュニケーションのソーシャルな
側面に興味のある学生
心理学専攻では、「人間行動、特にコミュニケーションのメカニズムとその背景にある人間の心」をテーマに心理学的な知識を深め、その手法を習得。その基礎的な知見を土台に、自己を理解し制御する能力、他者と協働するためのコミュニケーション力、そして、課題発見と解決能力など、社会生活のあらゆる場面で役立つヒューマンスキルを身につけていきます。
知覚、行動、認知、コミュニケーションなど多岐にわたる心理学の専門分野について、基礎的な講義のほか、さまざまな実験手法・測定方法を用いた実習形式の授業を通じて深く学習。こうした学びで培った知識や手法は、「使いやすい製品の企画・開発」や「ヒット商品の分析・評価」「生徒や部下をやる気にさせる教育・指導」「異なる文化や社会に生きる人との相互理解と共生」など、社会のさまざまな企業活動、教育活動、福祉活動などに活かしていくことができます。

福祉情報学部教授
ソフトバンクの孫正義社長は、Twitter上でのユーザーからの意見・要望に「やりましょう!」と即座に反応し、サービス改善につなげています。従来、これほどの大企業の社長が、一人のユーザーの意見に直接耳を傾け、それに直接返事をするなどということは考えられませんでした。Twitterというツールが、コミュニケーションの壁を取り払い、今までつながらなかった人と人とをつなぎ始めているのです。
また、すでに全世界で7億5,000万人(2011年7月現在)のユーザーを獲得しているFacebook。このサービスもまた、友人や知人、仕事上で知り合った人同士のコミュニケーションを補完し、お互いのアクティビティや考えを共有するツールとして人々に受け入れられています。
情報コミュニケーションコースでは、こうしたメディアテクノロジーを正しく理解し、応用する力を身につけることを目的としています。上記ソーシャルネットワーキングサービスや、スマートフォンなどのデジタル機器、クラウド・コンピューティングなどの最新のトピックについて学びながら、それらのトピックが社会全体の中でどのように関連し、社会を変えようとしているのかという、情報技術の"本質"を見極める力を身につけてほしいと思います。
取得できる資格と想定される就職先
| 専 攻 | めざせる資格 | 主な就職先・進路 |
|---|---|---|
| メディア情報専攻 | 基本情報技術者/ITパスポート/福祉情報技術コーディネーター/マルチメディア検定/CAD利用技術者試験/CG検定/高等学校教諭一種(情報)/認定心理士(申請予定) | ICT企業(システムインテグレーター・コンサルティング会社、Web制作会社、通信事業者、ソーシャルメディア、ネット通販会社、モバイルアプリ開発会社、出版社・新聞社など)/一般企業(製品の企画開発、商品の分析評価、説得コミュニケーション術を活かした営業職)/ピアヘルパー/高等学校教員(情報) など |
| 心理学専攻 |


福祉情報学部教授
マルチメディアとは、映像や音声、文字など、複数の種類の情報をひとまとめにして扱うメディアのこと。皆さんの身近にある映画やアニメ、ゲームなどを思い浮かべてもらえるとよいでしょう。
こうしたコンテンツを見たり、遊んだりして、私たちは「おもしろい」と感じるわけですが、それがなぜ「おもしろい」のかを説明するのはとても難しい。マルチメディアコンテンツの制作技法を学ぶだけでなく、こうしたコンテンツの「おもしろさ」を、心理的、認知的な知見を用いながら突き詰めていくのも、マルチメディア研究の主要なテーマ。また、得られた「おもしろさ」に関する工学的な知見を応用して、より楽しい、または今までにないメディアを創造していくのも、マルチメディアならではの醍醐味です。
興味のきっかけは、アニメでもゲームでも何でも構いません。自分が「おもしろい」と感じるものを、とことん突き詰めてみたいという意欲をもって学んでもらいたいと思います。


福祉情報学部准教授
私の専門は、"記憶"や"目利き"といった、人間の知的な心の働きについて学ぶ認知心理学の分野です。授業では、同じ習い事をして、達人になる人となれない人の違いはどこにあるのか、記憶力のいい人はどのように物事を覚えているのかなど、日常生活のさまざまな場面で活かせる知見を取り上げていきます。
例えば、説得力のある話ができるかできないかでは、営業担当としての成績は大きく変わってきますし、表情なども含め、人によい印象を与えるコミュニケーションができることは、どんな業種・職種の人にとっても、重要なヒューマンスキルです。こうした人間行動やコミュニケーションにかかわる心理学的知識を、講義あるいは実験演習を通じて身につけていきます。
このほか、悪徳商法にだまされてしまう心のメカニズムなども、心理学の研究対象。基礎的な理論や研究手法を身につけたうえで、自分なりに興味のあるテーマを見つけてほしいと思います。